ビューティフルハミングバード
小池光子、田畑伸明(タバティ)による音楽ユニット。
2002年結成。
タバティが知り合いのライブハウスからの出演依頼を受け、
あわててふたりで曲作りに取り組み、初めてのライブを行ったのが活動のスタート。
のびのびと広がる小池光子の歌声と、しなやかなタバティのギターが奏でるのは、
音楽へのあこがれ、また時には生きるものへのやさしいまなざし、森羅万象の不思議。
2003年にアルバム「ビューティフルハミングバード」(soytzer music)でデビューし、同作品はロングセールスを記録した。
2006年、鈴木惣一朗をプロデューサーに迎え、アルバム『空へ』(コロムビア)をリリース。
同年、日本郵政公社のTV-CMソングとなった「カレン」と、アパレルブランド、reflectのTV-CMソングで話題となった「エーデルワイス」を両A面シングル(コロムビア)としてリリース。
続いて2007年、鈴木惣一朗プロデュースのもと『呼吸』(コロムビア)をリリース。同作品は‘ポップス’を作ろうという意識のもと作られ、バンドサウンドに仕上げた。
2008年、アルバム『HIBIKI』(BounDEE)をリリース。オリジナル曲のセルフカバーや、荒井由美、Carpenters、Radioheadなどのカバー曲も収録。アコースティックギター、ハンマースピネット(鍵盤楽器)、チェロというアコースティックな楽器編成で、東京池袋にあるフランク・ロイド・ライトによる建築、自由学園のホールにて録音された。
2011年、アルバム『HORIZON』(BounDEEbySSNW)をリリース。朝の日ざしのような聖なる光を感じさせる曲から、夜の森を思わせる曲まで、さまざまな世界観を展開。エレキギターにフジファブリックの山内総一郎を迎えた曲や、PERIDOTSによる書き下ろし曲「予感」も話題となった。
2011年冬にはNHKみんなのうた「ウメボシジンセイ」を担当、憧れだった‘みんなのうた’デビューを果たし、同名のミニアルバム(SSNW)には、小池が幼い頃親しんだ‘みんなのうた’のカバーも収録された。
2012年、2013年には海外の伝統曲を中心にしたカバー集『PDEP』『PDEP2』も制作。
アイリッシュトラッドやドイツの民謡、アメリカのゴスペルソングなど、新しい世界を広げている。
小池は、細野晴臣トリビュートアルバム、鈴木惣一朗プロデュース‘りんごの子守唄’、坂本龍一主宰の‘にほんのうたプロジェクト’、ジム・オルークによるバート・バカラックトリビュートアルバム、青柳拓次、テイ・トウワ、PERIDOTS、NABOWA、コトリンゴ、フジファブリックなどのオリジナルアルバムに多数参加するなど、音楽家からの信頼も厚い。
一方、話題になった住友林業のTV-CMなど、デビュー以来数多くのCM音楽に参加しており、「誰もがきっと一度は聴いたことのある声」となった。
タバティも、鈴木惣一朗プロデュース‘りんごの子守唄’やコトリンゴのアルバムなど様々な作品、またドラマ音楽や映画音楽に参加し、CM音楽でのサウンドメイクや歌唱、またアコースティックギター、エレキギターでのライブサポートなど、各所で活躍している。
結成以来、日本各地でライブをおこなっている。さまざまなかたちで、子どもたちに歌を届ける活動も。
多くのひとが、ふたりの世界に包み込まれ、音楽のよろこびと出会っている。